こんにちは。この記事を読まれているということは、おそらくお子さんの受験を考えているのだと思います。受験は決して楽な道のりではありません。あの子は塾についていけるのだろうか、きちんとサボらず通っているだろうか、どのくらい勉強させればいいのだろうかなどなど、親御さんの悩みは尽きないことと存じます。
初めての受験、不安ですよね。私自身、中学、大学と受験を経験しているので、その気持ちはよくわかります。そして、そんな私だからこそ断言しますが、中学受験は特殊です。そして、中学受験・高校受験・大学受験のなかで最も過酷な受験といっても過言ではないかもしれません。これからその理由、そして過酷な中学受験を乗り切るためのポイントを紹介します。
その上で、なぜ通信教育がおすすめなのか、イチオシの通信教育3社(スタディサプリ、Z会、進研ゼミ)の特徴とともにわかりやすく書いていきます。これから塾に通わせようか迷っている方、我が子をこのまま塾に行かせ続けて効果があるのだろうか、また、単純に通信教育に興味がある!という方にはぜひ参考にしていただければと思います。
時間がないからはやくおすすめの通信教育の情報を知りたい!という方は、目次から飛んでいただければ幸いです。
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(2020年12月更新)
中学受験が最も過酷であると感じる3つの理由
中学受験をする層はそもそも優秀な層に限られる
中学受験というのはお金も時間も大量に消費します。では、なぜ一部の親は中学受験を子供にさせたがるのでしょうか。地方在住であればそのまま地元の中学に進学するという選択が当たり前なのですが、都市部に住んでいるとぐっと学校の選択肢が広がるため、言い方は悪いですが偏差値が高い学校には比較的優秀で良識のある家庭が集まり、偏差値の低い学校は荒れる傾向があります。金銭的に余裕があるご家庭はどちらを選びたくなるでしょう。もちろん前者ですよね。お金のある親御さんはご子息を中高一貫校に入れたがるワケがよくわかると思います。
さらに、お金があるだけで学校が決まるわけではございません。極端なことを言ってしまえば、子供の学力が十分に高ければ塾になんか行かせる必要はないんですけどね。しかし、現実的には受験テクニックというものが存在したり、普段の学校の授業では習わない内容が大量に出題されるため、独学で受験合格は不可能に近いです。
つまり、受験をするということを決断するには、金銭面である程度余裕があり、かつわが子が受験に合格できるだけの学力をもっている(もしくはその水準まで伸ばすことができる)と親御さんが信じてあげる必要があります。
そして、それを判断する材料としては普段の学校の成績など、過去の実績を見ます。つまり、普段から優秀だとされる層が中学受験を選びやすい傾向にあるといえます。
中学受験は子供のモチベーションを維持するのが難しい
中学受験をするということは地元の友達と離れ離れになることを意味します。これは高校受験、大学受験でも同じですが、大きく違うのが、中学受験は受験をしないという選択ができるという点です。中学までは義務教育であるので、全員が受験する高校以降とは子どものモチベーションは大きく違うはずです。(中学受験をする生徒は全体の8%であるという統計もあります)
だとすると、いくら地元の学校の環境が悪いだとか、大学受験に有利になるとか言われても、いままで公立の学校に通っていた子どもにとっては実感が湧かないですよね。だからこそ中学受験塾のSAPIXや日能研が人気なのです。これらの塾は受験に合格するための知識やテクニックと同時に、受験に専念しなければいけない強制力も売っているのです(肉体改造のRIZAPと一緒ですね)。
中学受験の特徴が特殊すぎる
中学受験は使える公式が決められています。旅人算や時計算、ニュートン算なんかがそうですね。そしてXやYなどの文字を使うことは禁止されているため、一流大学に合格できる実力を持つ人でも中学受験の問題が解けないことが多々あります。
これにはいくつか理由があります。まず、人間は成長していくにつれて抽象的な概念が理解できるようになります。つまり、小学生にいきなりXとかYとか言っても十分に理解されないのです。そのためXやYをよりイメージしやすい〇や△で代替し、難しい公式を教えることはありません。
そして、難しい公式を使えないとなると、必然的に問題の難易度を上げることが困難になります。しかし、開成や灘など、難しい問題を出すことを求められている学校は多数存在します。そこで問題を難しくするために、大きくなってからは使わない旅人算や鶴亀算などの手法が編み出され、さらにはマニアックな知識と中学受験に特化したテクニックを駆使させるようになったのです。
中学受験による日本の教育格差
中学受験をこぞってわが子にさせたがるのは、中高一貫校に通わせた方が大学受験に有利だと信じているからです。そして、開成や灘では東大に進学するのは当たり前、公立の高校では東大なんてめったにでないといった格差が存在する現状を見ると、それは間違っていないといえます。
つまり、中学受験をさせるといい大学に入れて、いい会社に就職できて、そしてまた自分の子供を中学受験させてという循環が生まれます。そして、これは経済的な格差が学力格差を広げ、さらに経済的格差を拡大させる負のループを生むことになります。
格差を是正する可能性を秘めているのはインターネットの普及
いままでの塾は一クラス何十人と決められた生徒がおり、一人の講師が教えられる生徒の数が決まっていました。個別指導塾や家庭教師だともっと少なくなります。そのため、塾の経営を成り立たせるには高額な授業料を取る必要がありました。
しかし、インターネットの普及によって、一人の講師の授業が不特定多数の生徒に届けられるようになりました。これにより、生徒一人当たりからもらうお金はごく少額でも、教育サービスを提供できるようになったのです。これが、通信教育の大きな利点であり、塾なしでも受験に挑戦できるようになったことは非常に大きいのではないかと思います。
また、塾に通わせているとわからない、子供が一体どんな姿勢で勉強しているのか、どの程度の量を勉強しているのかを日々の学習記録を見ることで把握することができます。受験は過酷ですから、子供に寄り添って二人三脚で頑張れたらうれしいですよね。
逆に、通信教育だと緊張感がない、疑問点が出てきたときにすぐに質問できないなどといったデメリットがあります。塾や家庭教師の方が、より親身に勉強を見てくれることは間違いないでしょう。
おすすめ大手3社を徹底比較
さて、ここからは登録者数が多く、サービスが手厚い大手3社を紹介していきたいと思います。各説明の下に貼ってある画像リンクから簡単に資料請求できますので、少しでも迷われたらまず資料請求してみることをおすすめします。では、一番有名なスタディサプリから紹介します。
スタディサプリ
(引用:リクルートHPより)
リクルートが提供している通信教育で、勉強が難しくなる小学校4年生から、中学生の定期テスト・高校受験対策までカバーするお子様の成績アップのためのオンライン学習サービスです。小学・中学・高校、大学受験まで5教科18科目1万本を超える有名講師陣の授業をPC、スマホ動画で見放題、テキストは会員限定サイトでダウンロードできる仕組みです。月額料金はなんと980円。圧倒的な安さと講師の質を考えると、費用対効果の面では確実にナンバーワンだといえます。
【メリット】
・中学受験の塾の月平均金額が24000円のところ、月額980円で利用できる
・実力派講師陣をそろえているため、授業がめちゃくちゃ面白い
・学習計画機能があるため、親御さんが子供の進捗状況を把握できる
・お試し登録ができるため、お金をかけずに体験授業を受けることができる
・小学生用から高校生用まであるため、これひとつで大学受験までカバーできる
【デメリット】
・テキストをダウンロードして印刷する手間がかかる(テキスト代がかからないという点ではメリットとも言える)
・テストが用意されているが、全部選択式
・双方向のコミュニケーションがない
・動画で授業を受けるため、わかった気になってしまいがち
スタディサプリについては下の記事でも紹介しています。少しでも興味が湧きましたら、一度目を通していただくと判断の一助になるかもしれません。
totaltenbosslove.hatenablog.com
詳しくは下のバナーからどうぞ。今なら14日間無料キャンペーンもやっており、タダでお試しできてリスク無しなので大変お得です。
Z会中学受験コース
学習塾でも有名なZ会が提供している通信教育です。
「小学校へ入学する前に基礎的な力をつけておきたい…」
「先の受験を見据えて、力をつけることができるのだろうか…」
「中学受験を考えているけれど、習い事を続けながら志望校合格したい…」
「部活と勉強って両立できるのかしら…」
「志望校合格まで、今やるべきことって何だろう…」
親御さんのこういった悩みと徹底的に向き合い、高品質なサービスを提供してきたのがZ会です。
小学生向けに提供しているサービスにはスタンダードコース、ハイレベルコース、中学受験コースの3種類がありますが、中学受験用に始めるのであれば中学受験コースの受講がいいでしょう。難易度が高い教材になるので、難関校受験生向けになります。中学受験をする際には、教材の質に安定感のあるZ会が最もおすすめです。
【メリット】
・頭を使う記述問題が多いため、思考力と記述力がつく
・質問をする手段が複数用意されているため、わからない問題を放置することがない
・Z会オリジナルの質の高い問題が多い
【デメリット】
・シンプルで単調、高難度な教材であるため、勉強が好きでない子供には不向き
・他の通信教材よりも高額
・モチベーションを維持させるシステムがない
以下の記事で詳しく紹介しています。よろしければこちらもどうぞ。
totaltenbosslove.hatenablog.com
さらに詳しい情報はこちらからどうぞ。今しかもらえない特典をもれなくゲットできるキャンペーンもやっています。(タブレット教材を無料でお試しいただけます)
進研ゼミ
進研ゼミは勉強がそこまで得意ではないお子さん向けです。そのため、小学生講座では中学受験を戦うには少し物足りないと言えるでしょう。ですが、そこまで難関校を狙っていないご家庭に関しては中学受験講座を検討してみても良いかもしれません。逆に言えば、中学受験をしないご家庭でもお子さんの成績を上げたいと思っている親御さんは多いので、口コミも多く情報がそろえやすいという利点があります。
【メリット】
・図解説明が多いため、勉強が苦手な子供向け
・付録がついてきて、やる気を起こさせてくれる
・赤ペン先生のサポート、映像授業でのフォローがある
・模試の受験者数が多いので、自分の立ち位置がわかりやすい
【デメリット】
・演習量が少ない
・難関校向けではない
詳しくは下記のバナーをクリックしてご確認ください。また、進研ゼミはチャレンジパッドという専用タブレット端末を利用した新しい学習サービスを開始しています。こちらも記事にしましたので、興味がある方はご一読いただければと思います。
totaltenbosslove.hatenablog.com
まとめ:塾なしでも中学受験は戦える
各社のメリット・デメリットをまとめてきましたが、より詳細な判断をするためにはそれぞれ資料請求やお試し受講をするのがいいでしょう。ネット上にはたくさんの情報が載っていますが、それはあくまで2次情報(人の手によって加工された情報)です。しっかりと悔いのない判断をするためには、恣意性がない1次情報(手が加えられていない情報)を見て自分の頭で判断しましょう!キャンペーンを賢く利用すればお金をかけなくてもお試しできます。(3社ともお試ししてみて、お子さんにあったものを継続するのも良いかもしれません)
中学受験に合格し、輝かしい未来へと続くレールに乗るための方法の一つが、通信教育の有効活用です。
資料請求はこちらからどうぞ。
また、通信教育との比較をするという意味でも、大手の中学受験塾の資料も見ておいた方がいいでしょう。
【日能研】
【SAPIX】
みなさんが自分自身に合った教育を受けられるよう心から祈っています。中学受験頑張ってください!