今回はマガジンで連載していた人気漫画、アクマゲームの紹介記事です。
作品紹介
あらすじ
織田照朝は、8年前に両親が相次いで他界したことで破綻したグループをわずか3年で再建し、父が残した社員すべてを「家族」として愛し、会長として守っていた。そんなある日、「ゲームの勝者が要求するものを敗者からなんでも奪う」という「アクマゲーム」を発動する「悪魔の鍵」を持つ者が目の前に現れたことで、照朝は「アクマゲーム」に巻き込まれる。そして、「アクマゲーム」で政界を操る謎の組織「グングニル」の存在を知り、その正体に迫る。(ウィキペディア参照)
ウィキペディアにものすごくざっくりあらすじが載っていたので掲載しました。
ただ、これだけでは魅力がイマイチ伝わらないので主に「グングニル」について説明を加えていきたいと思います。
グングニルとは?
謎の組織「グングニル」は、「先導者(The Guide)」と呼ばれるトップが統制し、各地の資産家からアクマゲームによってお金と人脈を得ていました。彼らの目的は世界平和。「先導者(The Guide)」が全人類の歩むべき道の道標となり、最小限の犠牲で人類の最大幸福を実現しようとしているのです。
一見、「あれ、いいことしようとしてるんじゃね?」と思ってしまいますが、「先導者(The Guide)」のやり方は完全独裁政治の社会主義。これが成功しないということはソ連崩壊などの歴史を見ても明らかです。ではなぜグングニルは再度歴史を繰り返すようなことをしようとしているのか。それは、「先導者(The Guide)」には、隠された秘密があるからなんです。
(先導者の迫力たるや…!)
なぜ照朝がこの戦いに巻き込まれていくのか、なぜ「先導者(The Guide)」には圧倒的なチカラが宿っているのか、物語が進むにつれ明らかになっていきます。
おすすめポイント
ここからはお勧めしたいポイントをわかりやすく紹介していきます。
わくわくさせられる壮大なストーリー
この物語は簡単に言えば、世界平和を独裁政治によって成し遂げたいグングニルと、それは間違っていると主張しグングニルに対抗する主人公・織田照朝という構図になっています。とても分かりやすく少年漫画しています。そして、ポイントなのはアクマゲームという概念以外はいたって普通の日常であること。妙にリアルな物語のなかに、人類にとって本当に幸せなのはいまの世界か、グングニルが統制している世界なのか、そんなことを考えさせられるようになっています。
痺れる頭脳バトル
アクマゲームはすべて頭脳戦です。よって、主要キャラはとんでもなく頭が良く、適当に読み進めていると話についていけなくなります。個人的には天才ギャンブラーでスリルジャンキーな上杉潜夜との対戦(3巻)、作中の首相である斎藤久利臣の息子で超絶天才肌の斎藤初との対戦(11巻)がとくにキャラの頭の良さを際立たせていてよいと思います。
(スリルジャンキー・上杉潜夜)
個性あふれるキャラクター
主人公の織田照朝をはじめ、上記の上杉潜夜や斎藤初、天才心理学者で宗派を何個も壊滅させた経験を持つ伊達俊一郎、超絶怒涛の運動神経をもち、小学生にして体重300キロ、上級生3人を撲殺した過去を持つりょーちんなど、個性あふれるキャラクターがそろっています。
(主人公を遥か高みから評価する初くん…イケメンすぎます)
ブラッディマンデーの作画担当の方が絵を描いていることもあり、非常に魅力的なキャラクターばかりです。
まとめ
いかがだったでしょうか。ACMA:GAME(アクマゲーム)は痺れる頭脳バトルと壮大なストーリー、そしてベテラン漫画家さんが生み出す珠玉のキャラクターによって彩られた最高レベルに面白い漫画です。ぜひ一度手に取ってもらえるとうれしいです。すでに完結していますが、続編が出ないか密かに期待しています(ブラッディマンデーは何作も続編が出ていたので)。
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