今回は、経営史がどのように誕生しどんな役割を担っているのかを解説していきます。
経営史の始まり
経営史は、ビジネススクールのケーススタディとしてアメリカで誕生しました。
経営学教育の始まり
ハーバード・ビジネススクール(1908年)
一橋:1996年にMBA教育開始
→ビジネススクール時代の幕開け
経営史がHBSよりもペンシルバニアで先に始まっていたのは意外ですね。
そして商学で有名な一橋は世界的にみると全然追いついていないことがわかりますね。
経営史:経営学のケースの源泉
・経営学における事例研究
(エグゼクティブを要請するビジネススクール)
ロースクールやメディカルスクールも同様に存在
大学院に入ってから専門的な勉強をする
アメリカでは学部時代は基本的に教養科目を学ぶのが基本で、院で専門科目を学びます。日本ではある程度学部時代から専門科目を学びますが仕事に活かされることは少ないのに対して、アメリカはスペシャリスト採用なので基本的には自分の専門分野で仕事を探しますね。
学問としての経営学
どのような視点で経済発展のロジックを見出すのか
歴史発展の事実をどのように検証するのか
それをアメリカの経済発展にどのように検証するのか
=>経済史の研究を起点として経営史が始まった
企業者史研究所(ハーバード大学)1948年設立
中心人物はコール
企業者(アントレプレナー)を把握することが大事だ
企業者活動(企業者精神・企業者職能)への注目
シュンペーターの「企業者概念」
利潤の源泉とは
なぜ企業は利潤を得ることができるのか。企業が利潤を得るには3つの方法(要素)があります。
1、安く買って高く売る
→地理的懸隔を活用
2、現在ないものを他社に先駆けて作る
→時間的懸隔を活用
3、商業や製造業に資金を投資して、それらが得た利益の一部を得る
イノベーションとアントレプレナー
資本主義の原動力
・資本主義の歴史と構造、その中で生きていくルールを知れ
・資本主義の原動力はイノベーション
・イノベーションとは昨日と違う今日を作ること
・人生の選択肢を増やしていくこと、選択肢の多い世の中を知ること
最後に
イギリスではじめに産業革命が起きたにもかかわらず、アメリカが世界一の経済大国になったのはなぜなのか、それを解き明かすためにアメリカではじめて経営史が誕生したといわれています。近年は情報革命により社会が目まぐるしいスピードで変わっていますが、歴史を学ぶことでこれからの人生に活かしていくことも可能なのではないでしょうか。
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